ブロッコリー

ブロッコリーが美味しい季節になりました。ブロッコリーは通年ありますが、冬の野菜です。ブロッコリーの魅力をお伝えします。

 

ブロッコリーの特徴

ブロッコリーはアブラナ科の野菜で、キャベツの親戚です。緑黄色野菜です。普段食べるブロッコリーの房の部分は花蕾なので、そのまま放っておくと黄色い花が咲きます。

通年店頭で販売されていますが、冬の寒い時期の野菜です。11月から3月が旬です。

 

ブロッコリーの名前の由来

イタリア語の萌芽(brocco)が名前の由来です。あまり有名ではありませんが、和名は「メハナヤサイ」「ミドリハナヤサイ」といいます。

 

ブロッコリーの歴史背景

原産地は地中海沿岸です。イタリアで野生のキャベツを栽培したところ、変種が生まれて、それがブロッコリーになったといわれています。古代ローマ時代にはすでに食用にされていたようです。20世紀に入ってからアメリカで急速に広がり、明治初年に日本に入ってきました。そして昭和40年代に見た目やその便利さもあり、広がっていきました。

 

ブロッコリーの流通

主な国内生産地は、北海道、愛知県、埼玉県、香川県です。収穫後にすぐに低温での管理が必要です。

輸入物も多く、アメリカ、中国、メキシコからのものが主流です。

 

ブロッコリーの選び方

濃い緑色で花が咲いておらず、花蕾の部分がかたくこんもりと盛り上がっているもの。重量感があり、茎の切り口がみずみずしいものを選びましょう。

 

ブロッコリーの保存方法

袋に入れて、野菜室で保存しましょう。長く置くと花が咲いたり、水分が失われるので早めに使いきりましょう。

半茹でにして、冷凍することもできます。

 

ブロッコリーの栄養

ベータカロチン、ビタミンC、葉酸、ビタミンB群、ビタミンK、カリウム、食物繊維を豊富に含みます。

またスルフォラファンも含みます。

スルフォラファンとは
ファイトケミカルのイソチオシアネートの1種です。体内で解毒酵素や抗酸化酵素の生成を促進し、抗酸化力や解毒力を高めると言われています。

 

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽です。カイワレ大根に見た目がよく似ています。発芽3日後のブロッコリースプラウトには、スルフォラファンが20~50倍含まれていると言われています。

 

東洋医学(薬膳)からみたブロッコリー

属性

寒熱「

潤燥「

臓腑「肝・脾・大腸

五味「

 

東洋医学的効能

利五臓:五臓の機能を調整して回復させる。

利関節通経絡:関節を丈夫にして、気の巡りを良くする。

 

体質相性

気血両虚、老人:ブロッコリーは胃腸に優しいので、体質に合っています。

陽虚:お腹が冷えやすい方は控えめにとりましょう。

 

ブロッコリーの美味しいレシピ

<ブロッコリーのグラタン>

材料4人分

ブロッコリー200g程度(一株)、人参1/2本、マッシュルーム5個、玉ねぎ1/2個、冷凍むきエビ160g、バター20g、小麦粉20g、牛乳200ml、コンソメ、塩コショウ、ピザ用チーズ20g、白ワイン

①ブロッコリーは良く洗い、小房に分け切る。茎は短冊切りに切る。房は水を少し入れた鍋を沸騰させて、茎と房を入れて蓋をして1分加熱しザルに上げておく。

②人参は皮をむいて、短冊切りにし、玉ねぎは皮をむいてくし切りにする。

③マッシュルームはスライス切りにする。

④冷凍エビは解凍して、水をきり白ワインをふる。

⑤フライパンに油を入れて、中火で加熱する。人参、玉ねぎ、ブロッコリーの茎を入れて炒める。野菜に火が通ってきたら、エビを入れて加熱する。塩コショウで味付けして、耐熱の加熱容器に敷きつめる。

⑥フライパンを綺麗に洗い、乾かす。

⑦フライパンにバターを入れて溶かし、小麦粉を入れて弱火で炒める。人肌程度に温めた牛乳を少しずつ入れて、ダマにならないようにホワイトソースをつくる。コンソメと塩コショウで味を整える。

⑧耐熱の加熱容器の具材の上にホワイトソースを乗せて、均等になるように整えて上にピザ用チーズを乗せる。

⑨180度のオーブンで7~8分程度焼いて、表面に少し焼き色がついたら出来上がり!

 

 

 

イメージ

トップへ戻る

 

ホームへ戻る

<参考>

ウィキペディア ブロッコリー  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%BC

ウィキペディア  スルフォラファン https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3

東方栄養新書    梁こう千鶴   メディカルユーコン