食事法について(Diet)
世界にはさまざまな食事法があります。
日本ではダイエットというと、減量法という認識が一般的ですが、世界では食事法のことを指します。
もちろん、減量を目的とした食事法もありますし、違う目的のもの、伝統的な食事もあります。
生活習慣病の少ない地域の食事を研究した伝統的な食事法や、国の推奨する食事法、新たに研究者が良いと推奨するもの、体重を減らす方法として有効と思われる食事法などに分けられます。
人はそれぞれ、体質も違いますし、食生活もその地域やその人の嗜好で変わります。健康を保つためになるべく自分に合った食事法を見つけることで、バランス良い食生活を実践することができるのではないでしょうか。
世界中で見てもそうですが、日本でもこの100年の間に食生活は劇的に変わりました。まず、産業化と流通の変化、冷蔵・冷凍保存が可能になったこと、輸入品の拡大、欧米食の拡大、ファストフードや菓子の多様化と消費が広がったことです。それにコンビニエンスストアや自動販売機でいつでも食品の購入が可能な事、加工食品が多くなったこともあります。あと、生鮮食品に対する化学肥料や抗菌剤の使用、加工食品への保存料や着色料など、食品を作るうえでの薬剤の使用などです。
私たちの体は、この食生活の変化に対応できるDNAを持っているのでしょうか?
この大きな変化は、食の豊かさ、楽しみや喜びをもたらしてくれていますが、反面で病気の原因を作っている気がしてなりません。
日本が長寿の国になったのは、医療の発展や栄養面で豊かになったことが大きな要因としてあると思います。ただ現在長寿でいらっしゃる方々は、昭和の始めの頃の戦中・戦後の時代の方々です。今とは食事の状況が大きく違います。
昭和30年代以降の産業化の供給が中心となった食品を食べている世代は、これから結果がでます。
人口全体的に見れば、あと数十年先に体にどんな変化が表れているかを統計で調べることで、今の食事が私たち日本人の体にどんな影響を与えてきたのかがわかります。個人個人には、もっと早くに病気という形で答えがでるかもしれません。この多様化した食文化の中で、どんな食事をしていったら良いのかは、色々考えるところではあります。
私個人的には、日本人のDNAと腸内細菌を大事にした食事法が、良いのではないかと思っています。
食事は日々の楽しみであると共に、元気な体を作る源です。何を食べるかによって、体は変わってきます。
色々な食事法を知ることで、参考になることもあると思います。
日本の食事法と世界の食事法を紹介します。
是非ご覧いただいて、良いところは日々の食事にとり入れてみましょう。