日本の食生活の変化と問題
この100年ぐらいで、日本及び世界の人の食生活が大きく変わりました。
産業化に伴って、食料が大量生産され、輸出入が増えて多くの人が同じ食料を手にするようになりました。冷凍や冷蔵技術により食品の保管が出来るようになったり、保存料や食料添加物で食品の日持ちが飛躍的に延びました。また色鮮やかな、色とりどりのお菓子が食べれるようになったり、以前は贅沢品だった砂糖や糖質、肉類、乳類なども多く摂るようになりました。
また、野菜や穀類にも虫が付かずに効率的に収穫できるように、化学的な農薬や肥料が使われたり、遺伝子の組み換えなども行われるようになりました。肉や卵、牛乳なども病気にかからず早く出荷できるように薬(ホルモン剤や抗生物質)が使われるようになりました。
そして現在はスーパーマーケットに行けば美味しそうで綺麗な商品が陳列されて、売られているのです。
毎日手軽に食品が購入でき、食べられて、とても有難く幸せな時代なのですが・・・
本当にこれで良いのでしょうか?
綺麗で色鮮やかで、日持ちの良い食品にはどれだけの添加物が入っているのでしょうか?
その添加物は私たちの体に影響はないのでしょうか?
スーパーマーケットや小売店、レストランなどで売れ残った食品は、食品ロスとして廃棄されています。しかし、近い未来には、食料危機・食料不足の時代が来ると言われています。
日本の自給率は2019年度で39%、輸入が71%(カロリーベース)です。71%もの食料を海外から輸入しているのです。このままで、本当に大丈夫でしょうか?
世界では地球温暖化により、気候の変動が大きく大雨での洪水や逆に干ばつも増えています。バッタの大量発生により穀類が多く失われたり、コロナウイルスの影響で通常の産業が止まる所も出ています。
日本の人口は減っていますが、世界の人口は爆発的に増えているのです。世界では慢性的に食料が不足する状況が懸念されています。
世界的な食糧危機は、もう少しずつ始まっているのです。
フードロス対策などSDGs(持続化の可能な社会への取り組み)の各企業の取り組みは始まったばかりです。
オーガニックな食生活
オーガニックとは、下記のような意味があります。オーガニックな食生活は、有機肥料で育てられたものや有機飼料で飼育されたものばかりではなく、本質的に私たちの体に必要な栄養を摂り、心身ともに健やかに保てる食生活であると共に、地球全体の環境や生物と、バランスの取れた系統的な食生活を保てることではないかと、私は考えています。
オーガック(organic)
有機体の、有機の、化学肥料を用いないで育てた、有機肥料を用いた、器官の、臓器の、器質性の、有機的な、組織的な、系統的な、本質的な
出典 webillo 英和・和英辞典
安全な食品とは何か、日本や海外のオーガニック食事情・日本や世界の食料事情について、未来につなげる食生活・食文化について、皆さんも一緒に考えてみませんか。
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<参考>
農林水産省 食料自給率 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
農林水産省 SDGs https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/
Webllio 英和・和英辞書 https://ejje.weblio.jp/content/organic