食品について、様々な情報をお届けします。
食品のカテゴリー
穀類
穀類に含まれるのは、いわゆる主食となるものです。糖質が多く、毎日の活動を支えるエネルギー源のもとになります。糖質以外にも食物繊維やビタミンB群が含まれるものもあります。
米、小麦、あわ、ひえ、アマランサス、キヌア、そば、トウモロコシなどとその加工品
(加工品)パン、うどん、そば、パスタ、中華麺、シリアル、ビーフン、小麦粉など
いも類・デンプン類
いも類は基本的に糖質が多く含まれる、植物の地下部の養分貯蔵組織です。塊茎、球茎、塊根などになります。
じゃが芋、さつま芋、山芋、里芋、こんにゃく芋、八ツ頭、セレベス、菊芋、キャッサバ、葛などとその加工品
(加工品)片栗粉、こんにゃく、くず餅、タピオカなど
砂糖・甘味類
砂糖や甘味料類は美味しいですが、摂りすぎは禁物です。主成分はほぼ糖質しかありません。ショ糖・ブドウ糖・果糖で、他の成分の含有は少ないのです。
砂糖、黒砂糖、水あめ、ぶどう糖、はちみつ、メープルシロップ、黒蜜、コーンシロップ、合成甘味料とその加工品
(加工品)グラニュー糖、粉糖、ざらめ糖、和三盆、コーヒーシュガー、ガムシロップなど
豆類
豆類はタンパク質が多い大豆、糖質が多い小豆など、種類によって成分が違います。乾燥した豆は豆類、未熟な豆は野菜類に属します。(例:枝豆は野菜、大豆は豆類)食物繊維やミネラルも多く入っています。
大豆、小豆、インゲン豆、エンドウ豆、ささげ、そら豆、ひよこ豆、はなまめ、レンズ豆、らい豆などとその加工品
(加工品)豆腐、納豆、油揚げ、厚揚げ、凍り豆腐、煎り大豆、豆乳、あんこ、豆の甘露煮など
種実類(ナッツ類)
ナッツ類は、木の実もしくは種で、果物に比べると油分の多い成分になっています。
ピーナッツは本来、豆類の部類に入りますが、脂質含有量が多いので例外的に種実類に含まれています。油分が多いのとミネラルが多いのが特徴です。
アーモンド、クルミ、ピーナッツ、カシューナッツ、銀杏、くり、ココナッツ、ごま、けしの実、かぼちゃの種、エゴマの種、チアシード、しいの実、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、マカデミアナッツなどとその加工品
(加工品)ごまペースト、ピーナッツバター、栗の甘露煮、ココナッツパウダー、アーモンドパウダーなど
野菜類
野菜類は、色の濃い緑黄色野菜と色の薄い淡色野菜に分かれます。ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれます。そのほかポリフェノール類も多く、体を活性酸素から守ってくれる働きをする成分を多く含んでいます。
緑黄色野菜:人参、ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、トマト、ピーマンなど
淡色野菜:キャベツ、白菜、大根、もやし、たまねぎ、ねぎ、レタス、きゅうり、なすなどとその加工品
(加工品)切り干し大根、冷凍野菜、漬物など
果物
果物は輸入物も含めると、季節を通して色々な物が楽しめるようになりました。
果物は糖分、ビタミン、食物繊維、ミネラルなどを多く含んでいます。そのほかにポリフェノール類を多く含んでいます。
いちご、メロン、さくらんぼ、りんご、みかん、すいか、ぶどう、もも、いちじく、グレープフルーツ、バナナ、柿、オレンジ、パイナップルなどとその加工品
(加工品)ドライフルーツ、缶詰、ジャム、コンポート、フルーツソースなど
キノコ類
キノコ類は通年楽しめますが、特に秋が旬で美味しいものが出回ります。
キノコはほぼカロリーがなく、食物繊維、ミネラルやビタミンB群やDを含んでいます。体重を減らしたい人には強い味方の食材です。
しいたけ、しめじ、舞茸、えのき茸、なめこ、きくらげ、ひらたけ、エリンギ、マッシュルーム、松茸などとその加工品
(加工品)干しシイタケ、乾燥きくらげ、マッシュルーム缶詰、松茸佃煮など
藻類
藻類は海藻です。食物繊維やヨウ素などのミネラル、ビタミンAやB群を含むものが多くあります。カロリーがほぼ無いので、ダイエット中の人にはお勧めです。
わかめ、昆布、海苔、ひじき、もずく、うみぶどう、てんぐさなどとその加工品
(加工品)乾燥わかめ、乾燥昆布、味付け海苔、海苔の佃煮、めかぶ、寒天など
魚介類
魚介類は海や川の生物、魚や貝、うなぎ、カニ、エビ、イカ、たこなどです。
タンパク質が多く、カルシウムなどのミネラル、ビタミンも含んでいます。それにオメガ3系の脂がとれる貴重な食材です。
さば、まぐろ、かつお、あじ、たら、いわし、さんま、タイ、キンメダイ、ししゃも、鮭、かれい、ひらめ、にしん、おこぜ、はたはた、ぶり、カニ、エビ、イカ、タコなどと加工品
(加工品)かつお節、冷凍品、棒たら、佃煮、缶詰、かまぼこ、さつまあげなど
肉類
肉類は牛・豚・鶏肉などがあります。
タンパク質や鉄分、ビタミンなどその肉や部位によっても含むものが変わってきます。飽和脂肪酸が多い食材です。
豚肉、牛肉、鶏肉、(内臓も含む)とその加工品
(加工品)ハム、ソーセージ、サラミ、レバーペースト、缶詰、佃煮、ビーフジャーキー、ゼラチン
卵類
卵はタンパク質が多く、ビタミンAやD、カルシウムなどのミネラルも含んでいます。色々な料理に合う万能な食材です。
鶏卵、うずらの卵、アヒルの卵などとその加工品
(加工品)ピータン、卵豆腐、温泉卵、茹で卵、卵液、卵パウダー
乳類
牛乳はタンパク質、飽和脂肪酸、カルシウムなどが多く含まれています。
牛乳(普通牛乳、濃厚牛乳、低脂肪牛乳)、ヨーグルト、生クリーム、サワークリーム、チーズ、粉乳、練乳、アイスクリームなど
油脂類
油にも色々な種類があります。大きく分けると、植物性油と動物性油脂、トランス脂肪酸になります。トランス脂肪酸は健康上、なるべく摂らない方が良い油です。
カロリーが高く、エネルギー源になります。
植物性油:サフラワー油、オリーブ油、大豆油、菜種油、トウモロコシ油、ひまわり油、ごま油、亜麻仁油、エゴマ油、グレープシードオイル、パーム油、ヤシ油など
動物性油脂:バター、ラード、ヘッドなど
トランス脂肪酸を含む油:マーガリン、ショートニング、ファットスプレット
菓子類
菓子類は洋菓子、和菓子、スナック菓子などがあります
成分的には、糖質、油脂が多く、他の栄養素は含んでいないものがほとんどです。カロリーは全体的に高めで、トランス脂肪酸を含んでいるものもあります。また糖質がとても多いものがほとんどで、血糖値を上げる原因にもなります。
洋菓子:ケーキ、クッキー、チョコレート、プリン、ゼリー、アイスクリーム、アイスキャンディーなど
和菓子:まんじゅう、せんべい、たいやき、団子、水羊羹、羊羹、もなか、かすてら、かき氷、あんみつなど
スナック菓子:ポテトチップス、ポップコーン、揚げコーン菓子など
嗜好飲料
水以外の飲料のことをさします。
お茶類、清涼飲料水、炭酸飲料、アルコール飲料などが含まれます。清涼飲料水、炭酸飲料は糖質を多く含んでいるものがほとんどです。
日本茶、紅茶、コーヒー、麦茶、ジャスミン茶、ウーロン茶、ココア
ビール、日本酒、焼酎、ジン
炭酸飲料、甘味飲料、フルーツジュース、スポーツドリンク、エナジードリンクなど
調味料
調味料類やスパイスなどが含まれます。塩分が多いものが多いです。
塩、醤油、みそ、ソース、ケチャップ、コンソメ、スパイス、カレールー、ドレッシング、酢、みりんなど
<参考>
日本食品成分表2020 医歯薬出版