鮮やかなオレンジ色が春を告げる果物「伊予柑」。ジューシーな果実が美味しい季節ですね。
伊予柑の特徴
みかんとオレンジが自然交配して出来た柑橘類の果物です。みかんに比べれば、やや厚めの皮とみずみずしい果肉が美味で人気があるフルーツです。
伊予柑の名前の由来
愛媛県での栽培が盛んで、代表的な産地であるため「伊予柑」という名前が付けられました。
伊予柑の歴史背景
原産地は日本です。1886年頃に山口県萩市で偶発的に自然交雑し出来たものが発見されました。早生の宮内伊予柑は普通の伊予柑の突然変異種で、昭和40年から50年頃に急速に普及しました。今ではみかんに次いで生産量の多い柑橘類の果実です。
伊予柑の流通
12月から1月に収穫、3月中旬頃まで出荷されます。約8割が愛媛県で生産されています。他に和歌山県、山口県、長崎県、佐賀県でも生産されています。
伊予柑の選び方
色の濃い目のオレンジ色で、ツヤがあり滑らかなもの、そして持ってずっしりと重みを感じる物を選びましょう。
伊予柑の保存方法
低温の5から10℃程度で保存しましょう。冷蔵庫に入れる期間が長いと甘みが減るので、室内の涼しい場所に保管しましょう。
伊予柑の栄養
ビタミンC、カリウム、食物繊維などを含みます。
伊予柑の美味しいレシピ
伊予柑サラダ
材料
伊予柑1個、レタス30g、玉ねぎ1/2個、きゅうり1本、パプリカ赤1/2個、オリーブオイル大さじ1、ドレッシングビネガー大さじ2、胡椒、塩、(あれば香草)
①野菜と伊予柑は良く洗い、水分を切る。
②レタスは一口大にちぎる。きゅうりはスライスに切る。パプリカは種を取り除き、スライスに切る。玉ねぎはスライスに切って水にさらす。
③伊予柑は皮をむいて、房ごとに薄皮をむいて果実を取り出す。
④野菜の水分を良くきる。
⑤皿にレタスときゅうり、パプリカ、玉ねぎを盛りつけて、上に伊予柑を見栄え良く盛り付ける。
⑥ドレッシングビネガーとオリーブオイル、塩コショウを混ぜ合わせてドレッシングを作り、添えて食べる直前にかける。好みで香草を乗せる。
伊予柑ゼリー
材料
伊予柑1個、オレンジジュース300ml、水150ml、砂糖30g、粉寒天4g
①伊予柑は外皮をむいて、房ごとに薄皮をむく。
②鍋に伊予柑と砂糖、水を入れて中火で煮る。
③伊予柑がしんなりしてきたら、オレンジジュースを入れてさらに煮る。
④火を少し弱めて、粉寒天を入れて良く混ぜ合わせる。
⑤良く混ぜて、粉寒天が完全に溶けたら火を止めて粗熱を取る。
⑥粗熱が取れたら、ゼリーを入れる容器に分ける。
⑦常温に近くまで冷めたら、冷蔵庫で冷やし固める。
⑧冷蔵庫で完全に冷えたら出来上がり!
<参考>
ウィキペディア 伊予柑 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%