その飲み物、あなたを老けさせる原因かも?!

その飲み物、飲み続けて大丈夫でしょうか? 近年、色々なドリンクが流行っていますが、それはあなたの体を老けさせ、疲れさせる原因や病気になる原因になるかもしれません!   ①タピオカミルクティー タピオカミルクティー1杯(500ml)がどのくらいのカロリーがあるか知っていますか? なんと、400kcal~600㎉と言われています。大きめのカットケーキやラーメン1杯分に相当します。 なぜかというと、タピオカミルクティーの原料はタピオカや砂糖が大量に入っているからです。その上お店によってはクリームが入っているものもあります。 タピオカは入れずにミルクティーだけで、砂糖の量がどのくらい入っているかというと、お店によっても違いはあると思いますが、おおよそ砂糖だけで60~80g入っていると思われます。それを角砂糖で換算すると20~27個分です。 タピオカの糖分は入っていませんので、その分も合わせるとプラス糖分50gが加わり、200㎉で角砂糖17個分です。合わせて砂糖130g、角砂糖44個分があの1杯に入っています。 それだけの砂糖が一気に体に入ると、その影響を考えると怖いものがあります。 砂糖の摂りすぎは、急激な血糖値の上昇を引き起こし、体を老けさせるAGEというものができます。それに確実に脂肪が増える原因になります。 それだけではなく、定期的に飲み続けると、糖尿病を引き起こしたり、中性脂肪を上げて脂肪肝や動脈硬化になるかもしれません。   ※AGEとは:必要以上の糖分により、体内で血糖値が高くなり、タンパク質や脂肪に糖分が付いて糖化することです。そして糖化したものが体温で熱せらせることで、ベタベタのキャラメルみたいになり、細胞を劣化させていきます。しわやシミができやすくなりますし、動脈硬化を進めるなど怖い反応です。 ※角砂糖は1個3gで計算をしています。   ②フラペチーノ カフェで人気のフラペチーノのカロリーは、トールサイズクリーム入りで300~350㎉前後です。 中ぐらいのサイズのカットケーキ1個分くらいに相当します。タピオカミルクティーよりは低めですが、砂糖は48g~50g程度とかなり入っています。 冷たいと舌は甘さが感じにくいので、美味しいと感じるようにするには砂糖の量をかなり甘くしないと感じないのです。 フラペチーノと合わせて、マフィンやケーキなどと合わせて食べるとおよそ800~1000㎉程度摂ることになり、食事1食分以上になります。それに砂糖の摂りすぎで、血糖値の急上昇します。AGEを生産し、老ける原因となるとともに糖尿病や動脈硬化のリスクも増えます。   ③缶コーヒー お手軽に飲める缶コーヒー、最近は色々な種類もでています。お手軽なだけに一日何本も飲んでしまう人もいるかもしれません。 缶コーヒーの多くは、コーヒーにあらかじめ砂糖とミルクが入っているものが多いですよね。砂糖の量は結構入っています。小さい缶でも砂糖は12~15g位(角砂糖だと4~5個)入っているものが多いです。大きい缶やペットボトルはそれ以上です。微糖のコーヒーでも角砂糖2個分くらいは入っています。無糖のものであっても添加物は入っています。主に使われている添加物は乳化剤や安定剤、デキストリン、アセスルファムKなどの甘味料、香料などです。 それを一日のうちに、何回も飲むと砂糖の摂りすぎにつながります。 コーヒーを飲むのであれば、最近ではドリップしたてのコーヒーが手軽に飲めるようになってきていますし、あらかじめ作られた味よりも、ご自身で甘さを調整できるものにした方が良いのではないでしょうか?   ④ジュース(炭酸飲料・清涼飲料水) 気の抜けた炭酸飲料を飲んだことがありますか?まさにシロップを薄めた味ですよね。砂糖水そのものです。 ジュースは、砂糖や甘味料に色々な添加物を加えて、人工的に味付けや色付けしているものがほとんどです。その砂糖の量は、ペットボトルの500㎖サイズの炭酸飲料でおおよそ50~60g入っています。角砂糖16~20個程度は入っています。 ビタミン入りなど健康に良さそうなイメージのものも売っていますが、砂糖の弊害の方が大きいのです。それにビタミンは野菜からとりましょう。   ⑤フルーツジュース フルーツジュースは体に良さそうなイメージがあると思いますが、フルーツジュースを定期的に飲むことはあまりお勧めできません。 現在販売されているもののほとんどは、濃縮還元のフルーツジュースです。これは本物のフルーツではありません。絞った果汁を加熱して濃縮しています。その時点でほぼビタミンはありません。それに香りも少なくなるので、香料や砂糖を足しているものも多くあります。果物には含まれている食物繊維もジュースにするとなくなってしまいます。 糖分の量は、炭酸ジュースと変わらないものもあります。 家庭で果物をジューサーにかける場合は、まだビタミンなどは残っていますが、できれば果物はジュースにしない方が良いのです。そのまま食べた方が食物繊維も一緒に摂ることができます。そのほうが、血糖値の急上昇を抑えることが出来るのでお勧めです。   ⑥栄養ドリンク 栄養ドリンクの元気になる秘密は「カフェイン」が多めに入っているので、残業で疲れて眠くなった時にも、しゃっきりと起きたような気分になるのですね。眠いのにどうしても運転しなければならない緊急時だけなら良いかもしれません。ただ、いつも飲んでいるとカフェイン中毒にもなりますし、夜に無理やり起こされて体のリズムも変調をきたします。いつも栄養ドリンクで元気づけていると、それが無いときには余計に疲れたような気分になってしまい悪循環です。 眠りの質も悪くなる可能性もあります。アンチエイジングには睡眠は大切ですよね。   普段飲んでいるものを見直してみませんか? 知らず知らずのうちに、体に負担をかけているかもしれませんよ。 普段口にする水分は、体に必要なものをしっかりとりましょう。 体に必要な水分は「水」です。 意識して水を飲みましょう。       トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> 日本食品成分表 2020   医歯薬出版 ... Read More | Share it now!

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秋の味覚  かぼす

秋になると爽やかなかぼすが、食卓にひとあじ旬の味覚を届けてくれますね。 焼き魚にも鍋物にも合い、素材の味を引き立ててくれる名脇役です。   かぼすの名前の由来 名前の由来ははっきりとはしていませんが、ダイダイの古名「かぶす」が「かぼす」に転じたものではないかといわれています。   かぼすの歴史背景 日本でダイダイなどの、酸味の強い柑橘類はかなり前から食べられていました。しかし何時から、かぼすを食用として使われるようになったのかはわかっていません。 主産地の大分では、1695年に宗玄という医師が京都から持ち帰ったと伝えられています。大分には樹齢200年前後の木が今もあるそうです。   かぼすの流通 かぼすはハウス物は3月~7月、露地物が8月~10月にかけて収穫されます。ちょうど初秋にさんまが旬の時期を迎えるので、さんまの塩焼きと組み合わされることも多いですね。さんまの臭みをかぼすのさわやかな香りで消す、とても良いコンビネーションです。 生産量は、大分県、愛媛県、宮崎県の順となっています。 同じ時期に出回るので、すだちと紛らわしいのですが、大きい方が「かぼす」、小さい方が「すだち」です。 かぼすの料理 かぼすは、焼き魚に添えられるほか、ドレッシングやポン酢の代わりとして、鍋物や刺身、サラダに使われることも多いです。また、果汁がさっぱりしているので、お酒と合わせても旬を味わえます。 果汁は色々なデザートにも使われています。   かぼすの選び方 皮に張りがあり、緑色が濃くつやのあるものが酸味、香りともに良いです。   かぼすの保存方法 温度が高いと急速に質が落ちるので、風通しの良い冷暗所か冷蔵庫に保管しましょう。 購入してからしばらくすると香りが低下します。早めに使いましょう。   かぼすの栄養 柑橘類の中でも糖分が少なく、酸味が強いのが特徴です。その酸味は有機酸で4~6%あります。そのうちの85%がクエン酸です。またビタミンCやカリウムを含みます。 ※クエン酸が多いので、疲労回復に役立ちます。 かぼすの加工品 ジャム、ジュース、ドレッシング、ゼリー、リキュールなど かぼすの皮を餌に使った「かぼす鰤」、「かぼすひらめ」もあります。魚の臭みが減ると人気です。   かぼすの美味しいレシピ ポテトかぼすサラダ 材料... Read More | Share it now!

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秋の味覚   りんご

秋になると真っ赤に熟れた甘酸っぱいりんごが店頭に出てきますね。長い時期楽しむことができる貴重な果物です。   りんごの名前の由来 平安時代の書物「倭名類聚抄」で、りんごについて書かれているところに「利宇古宇(りうこう)」と記述があります。それが転じて「りんご」になったと言われています。また「林檎」という漢字は中国語からきています。   りんごの歴史背景 りんごの原産ははっきりしていませんが、西アジア、コーカサス地方ではないかと言われています。ヨーロッパでは古くから食べられてきました。4000年前のスイスの遺跡から発掘されています。その後ヨーロッパに広がっていきました。世界的には7500種類以上が栽培されているといわれています。 日本では、中国から和リンゴが入ってきたのが最初といわれています。何時なのかははっきりしていませんが、平安時代の書物に名前があります。その後、戦国時代や安土桃山時代の書物にも記載があります。 江戸時代にアメリカから西洋リンゴが入ってきて、だんだんそちらの栽培が中心になっていきます。そして日本独自のりんごに改良もされて、現在のような美味しいリンゴが出回るようになっているのです。   りんごの種類  ふじ:収穫期10月 日本で最も多く流通している品種、海外でも人気で名前も有名です。甘味が強く、歯ごたえも良いのが特徴です。比較的長持ちします。 紅玉:収穫期9月~10月 やや小玉で、赤い美しい皮と酸味が特徴の林檎です。アップルパイなどの菓子作りにも使われることが多いです。 津軽:収穫期8月下旬から9月で、果汁が多く、甘味が強く実が比較的やわらかいのが特徴です。 むつ: 比較的大玉で、贈答品としても用いられることが多いです。緑のままで流通しますが、最近は赤くなっているものも増えています。 レッドデリシャス:収穫期9月中旬から10月で、アメリカから入ってきたりんごで甘味が強いのが特徴です。 王林:収穫期10月中旬からです。長持ちするのが特徴で、春先まで保存できます。緑や黄色の皮に斑点があり、香りや甘さが強いです。 ジョナゴールド:収穫期9月中旬~10月上旬です。酸味と甘味のバランスが良く、シャリシャリ感があります。料理やお菓子作りにも使われることの多い品種です。 このほかにも沢山の品種が出回っています。   りんごの流通 青森県、長野県の生産量がダントツに多く、国内生産の75%を占めています。その他、山形県、岩手県、福島県、秋田県が主な生産地です。 りんごは保存ができ、低温倉庫などで保管されます。長期保存の場合は、低温低酸素高二酸化炭素の環境で保存されて、出荷されます。   りんごの選び方 ヘタが付いている部分が太くしっかりしていて、ずっしりと重量感のあるもの。香りが良く、傷のついていないものを選びましょう。   りんごの保存方法 低温の冷暗所で風通しの良い場所に保存しましょう。 切った後は切り口が褐色に変色するので、塩水かレモン汁につけると変色が防げます。   りんごの料理、加工品 生食、サラダ、アップルパイ、ジャム、コンポート、ジュース、シードル、りんご飴、ドライりんごなど   りんごの栄養 果糖、ぶどう糖などの糖質、ペクチンなど食物繊維、りんご酸、クエン酸、酒石酸、フラボノイド、エピカテキン、カリウムなどを含みます。   東洋医学からみたりんご 寒熱 「平(涼)」 昇降 「降」 潤燥 「潤」 臓腑 「五臓六腑」 五味 「甘、酸」   東洋医学的効能 「生津潤肺」津(唾液など)の分泌を促し、肺を養い機能を回復します。 「清熱除煩」熱を収め、イライラを解消 「開胃醒酒」食欲を増し、二日酔いを解消   体質相性 「食積痰湿」消化不良があり、下痢や便秘がちな方に良いです。 「肝陽亢盛」の高血圧の人にも良いでしょう。 「気血両虚」の胃腸の弱い方は量を控えめにしましょう。 「陽虚」のかたも控えめにしましょう。   りんごの美味しいレシピ りんごのコンポート 材料 りんご2個、砂糖大さじ2、塩ひとつまみ、シナモン適量 ①りんごは皮をむき、八等分に切り種を取りスライスにする。 ②鍋にりんごと砂糖を入れて火にかける。 ③りんごに半分火が通ったところで塩を入れる。 ④全体的に透き通ってきたら、火を止めて冷ます。 ⑤器に盛り付けて、上からお好みでシナモンを適量振って出来上がり!     イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア りんご https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4   東方栄養新書  梁こう千鶴   メディカルユーコン   ... Read More | Share it now!

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秋の味覚  ビート

  ビートは日本ではあまり馴染みのない野菜かもしれません。しかし最近では、所どころで見かけるようになってきました。色彩豊かな美しい野菜です。   ビートの特徴 テーブルビートはかぶのように根に丸い球根がついていて、切ると年輪のような輪紋があります。赤紫色のものがほとんどですが、オレンジ色のものもあります。独特の土の匂いがあります。 春の種まきでの収穫は6月から7月、冬の種まきでの収穫は11月から12月です。   ビートの名前の由来 ケルト語で赤を意味する「bette」に由来すると言われています。 ビートルート、ビーツ、レットビート、ガーデンビート、火焔菜(かえんさい)、渦巻き大根とも呼ばれます。   ビートの歴史背景 ビートにはいくつか種類があります。現在、一般的に野菜の食用として流通しているのは、テーブルビートと呼ばれているものですが、その起源はメソポタミア文明の遺跡やオランダの新石器時代の遺跡から発掘されていると言われています。ヨーロッパや中東アジアではかなり古くから食べられてきた野菜のひとつです。古代ローマ人はビートを重要な健康食品でまた、媚薬であると考えられていたそうです。 日本では、江戸時代初期に渡来したといわれていますが、日本の土が合わなかったのかあまり普及しませんでした。   ビートの種類 テーブルビートなど根を食用とするビートの他に、葉を食用とするリーフビート(ふだんそう)、スイスチャード、甜菜糖をとるシュガービート(サトウダイコン)などもビートの仲間です。 品種はクロスビー、エジプシャン、レットボール、デトロイト、ダークレット   ビートの選び方 かぶと同じくらいかやや大きめで、表面がきれいで傷のないもの。張りのあるものを選びましょう。   ビートの保存方法 乾燥させないように、風通しの良い冷暗所で保管するか、茹でてから切って冷凍保存も可能です。   ビートの下処理 良く洗って土を取り除き、皮付きのままたっぷりのお湯で茹でます。(切ってから茹でると色素が流失するので、必ず皮付きのまま茹でましょう。) 竹串が入る位に茹でて、冷ましましょう。   ビートの栄養価 ビートは100gあたり、43kcalでやや糖質の多い野菜です。葉酸やカリウムを多めに含んでいます。 ビートの色素は、ベタレイン色素です。抗酸化作用があります。体内で分解できない人はそのままの色素の色が尿にでることがあります。 また、ビートやビートの葉は、シュウ酸を多く含んでいます。結石ができやすい人は控えた方が良いでしょう。   ビートの美味しいレシピ ビートのクリームスープ 材料2人分 ビート1個、玉ねぎ1/2個、牛乳300ml、バター20g、小麦粉20g、塩、胡椒、コンソメ適量、パセリ粉 ①ビートは良く洗って皮ごと茹でる。 ②玉ねぎはスライスに切って炒めておく。 ③フライパンにバターを入れて温め、小麦粉を少しずつ加えてだまにならないように炒める。 ④弱火で良く炒めてから、レンジで人肌に温めた牛乳をだまにならないように少しずつ加えて良く混ぜる。緩いホワイトソース状になったら、残りの牛乳も入れてクリームシチューにし、玉ねぎを混ぜ合わせて弱火で加熱する。 ⑤ビートは皮を剥いて細かく切る。 ⑥④を人肌程度まで冷ましてからビートを加えて、ブレンダーにかける。 ⑦再度鍋に入れて、温めて塩、胡椒、コンソメで味を整える ⑧器に盛り付けて、パセリ粉を振って出来上がり!   イメージ ビートサラダ 材料2人分 ビート1個、コーン缶60g、ひよこ豆缶60g、カイワレ大根20g 和風ドレッシング適量 ①ビートは良く洗い、皮ごと茹でる。冷めたら、拍子木切りに切る。 ②カイワレ大根はざく切りに切る。 ③コーン缶とひよこ豆缶を開けて、ビートとカイワレ大根を混ぜ合わせる。 ④器に入れて、和風ドレッシングと混ぜ合わせて出来上がり!       イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア ビート https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88_(%E6%A4%8D%E7%89%A9) ... Read More | Share it now!

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秋の味覚  柿

秋のフルーツといえば、やっぱり柿 昔から日本にある柿は「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、栄養に富んだ果物として愛されてきました。 柿の名前の由来 柿の語源はいくつか説があります。「あかつき」を略したという説、赤い実のなる木「赤木」を略したという説、熟した柿が輝いて見えたことから「かがやき」を略したという説があり、どれが本当なのかははっきりしていません。 英語ではpersimmon(パーシモン)と呼ばれますが、日本語の「カキ」といっても通じる国があります。 また、学名の「ディオスピオス」は1775年に日本を訪れたスゥエーデンの博物学者が命名しましたが、「神々の食べる果物」という意味だそうです。   柿の歴史背景 原産は東アジアで、日本とも中国とも言われています。 日本では縄文時代、弥生時代には食べられていたようで遺跡から種が出土されています。奈良時代には、各地に流通していて祀りごとに使われたり、冬の甘味として楽しまれていました。この頃の柿はほぼ渋柿で、干し柿にして食べられていました。鎌倉時代までは、柿は渋柿だけだったのですが、鎌倉時代に突然変異で甘柿ができました。江戸時代には100種類以上改良されて、甘くて美味しい柿ができたのです。そして、今では1000種類以上の柿があると言われています。   柿の流通 ハウス栽培は8月~9月、露地物は10月~11月が旬です。 柿の木は日本の本州全域にあります。北海道にも一部あります。 出荷量が多いのが和歌山県、奈良県であとは福岡県、愛知県、岐阜県、新潟県などと続きます。 柿の種類 完全甘柿:もともと渋が少なく、熟成すると完全に渋が抜ける。      富有柿、次郎柿、御所柿など 不完全甘柿:種が多く入ると渋が抜ける。      禅寺丸、筆柿、西村早生など 不完全渋柿:種が入っても渋が一部残るもの。      刀根早生、平核無、甲州百目、蜂屋など 完全渋柿:種が入っても渋が抜けないもの。(熟柿になれば渋は抜ける)      市田柿、愛宕柿、西条柿など   柿の選び方 品種にもよるのですが、形がふっくらして整っているもの、色が濃い目のもの、ヘタが密着しているものが美味しいとされています。   柿の保存方法 風通しの良い低温の場所で、保存すると長持ちします。渋柿は渋を取る処理をしてから保存します。   柿の料理、加工品 生食、和え物、サラダ、揚げ物など 干し柿、柿ジャム、柿羊羹、(葉)柿の葉茶など   柿の栄養 果糖、βカロテン、βクリプトキサンチン、ビタミンC、カリウムが多く含まれています。 また、タンニンが含まれています。   東洋医学(薬膳)から見た 柿 寒熱 「寒」 昇降 「降」 収散 「収」 潤燥 「潤」 臓腑 「心・肺・大腸」 五味 「甘・渋」   東洋医学的効能 「清熱止渇」:熱を収め、喉の渇きを解消する。 「潤肺止咳血」:を潤し、咳を伴った呼吸器系の止血を収める。 「渋腸和胃」「涼血止血」:胃腸を丈夫にして、下痢を伴った下血を解消する。 「解酒毒」:アルコールの分解を促して二日酔いを解消する。   体質相性 「肝陽亢盛」顔が赤く熱っぽい性質がある方で高血圧がある方に柿は向いています。 「陰虚」で微熱がある方には向いています。 「陽虚」で冷え性の人は控えめに。冷え性で腎機能に問題がある方は摂らないほうが良いでしょう。 「気血両虚」「老人」「小児」:胃腸が弱い人は控えましょう。 「食積痰湿」:体内の水分が取り除きにくくなるので、控えめに。 柿は胃腸を冷やしやすいので、どの体質の人も食べ過ぎない方が良いでしょう。   柿の美味しいレシピ 柿の白和え 材料 2人分 柿1個、こんにゃく1/2枚、さやいんげん40g、木綿豆腐1/2丁、白いりごま15g、砂糖小さじ1、醤油小さじ1 ①豆腐は1/2丁を角切りして、電子レンジ500w1分加熱し水切りをする。冷めたら潰して滑らかにする。 ②さやいんげんは洗ってから4cmぐらいのざく切りにして、塩ゆでにする。 ③こんにゃくは棒切りにして茹でる。 ④柿は皮を剥き、棒切りにする。 ⑤①の豆腐に砂糖、醤油、ゴマを入れてよく練り合わせ、こんにゃく、いんげん、柿と混ぜ合わせる。 ⑥器に盛り付けて出来上がり!     イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア 柿の木 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%AD   東方栄養新書   梁こう千鶴   メディカルユーコン ... Read More | Share it now!

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秋の味覚  さば

  秋は鯖が美味しい季節です。近海で捕れて脂が乗っていて、馴染み深い魚です。 味噌煮、塩焼き、刺身、鯖寿司など美味しい料理が沢山ありますよね。   鯖の名前の由来 鯖は体のわりに歯が小さいことから、「小歯」が転じて「さば」となったと言われています。   鯖の歴史背景 鯖は近海で捕れることもあり、昔から日本人に食べられてきました。青森にある縄文時代の遺跡では、ぶりの骨と共に鯖の骨も出土されています。平安時代には税として貢納されていました。また鯖の行商も行われていたようです。江戸時代には、塩干ししたものも出回っていました。鯖は日持ちしないのが難点で、海から遠い地方ではなかなか食べることが出来ませんでしたが、塩鯖などの加工で食べることができるようになりました。若狭湾でとれた鯖を塩で処理して京都まで行商人が運んだのが、鯖街道と言われるルートです。   鯖の種類 マサバ:一般的に鯖と言われるのはマサバで、体はやや平たく背に青黒い斑紋があり、腹部が銀白色です。 ゴマサバ:ゴマサバは体が丸みがあり、腹部にごまを散らしたような黒斑があります。 グルクマ:南西諸島で捕られるもので、あまり流通はしていません。 ニジョウサバ:南西諸島で捕れるもので、あまり一般的には流通していません。   鯖のブランド 松輪さば:東京湾内で生息している鯖は脂ののりも良く、人気があります。 関さば:瀬戸内海と豊予海峡で大分県と佐賀県の漁協が一本釣りで釣り上げる鯖です。プランクトンが多く潮流の早いこの地域では、安定的に脂ののりが良く身の締まった鯖がとれ、人気のブランドになりました。   鯖の流通 鯖は広い地域で生息しています。日本近海では、日本海や太平洋沿岸を回遊しています。太平洋のものは、夏は北上し、秋になると南下してきます。その南下してくる時が秋なので「秋サバ」と言われ重宝されます。北の海で沢山のプランクトンを食べてきた鯖は、その時期になると脂がしっかりのった身になり、旨味が増すのです。 日本での水揚げ量は茨城県が一番です。その次が福井県です。捕れたうちの約半分を加工品などにして海外へ輸出しています。また、海外からはノルウェーからの輸入が多く入っています。 鯖の個体数の減少が、乱獲などから問題になってきています。そのため捕獲制限があります。それを満たしているところは、海のエコラベルとも呼ばれる「MSC認証」を受けることができ、シールが張ることで証明できるようになっています。   鯖の選び方 鯖はなにしろ、鮮度が命です。 目が綺麗に澄み、胴が丸く張りがあり、背中の模様が綺麗で青光りしているもの。全体的にふっくらしているものが、脂ののりも良いです。エラを見ることができれば、エラが赤いものを選びましょう。   鯖の保存方法 鯖は日持ちしません。購入したその日になるべく食べましょう。その日に食べきれない場合は、頭と内臓を取り除いてから良く洗い、水気をしっかり取ってからパーシャル室で保存するか、加熱して冷蔵し翌日には食べましょう。 鯖は脂が多く劣化しやすいのと、ヒスタミンがすぐに増えてしまうのです。腐敗臭がなくてもヒスタミン量が中毒値を超える場合があります。加熱しても増えてしまったヒスタミンは取り除けません。 鯖にアレルギーがある人が多いのはそのためです。   鯖の下処理 まるごと1匹購入した場合は、頭を内臓を取り除き、良く水洗いをして水分を拭き取ります。2枚おろしか3枚おろしにしてから、食べやすい大きさにして調理をします。 アニキサスという寄生虫がいることがあるので、あまり生食はお勧めしません。 鯖料理 かなり鮮度がよく、アニキサスが少ないと言われている地域のものは、刺身でも食べることができます。 味噌煮、生姜煮、塩焼きなど焼き物、塩サバ、しめ鯖、鯖寿司 缶詰、鯖節など   鯖の栄養価 鯖は高たんぱくで、オメガ3系の油(DHA・EPA)を多く含んでいます。その他、ビタミンB群を含んでいます。 DHAやEPAは血管をしなやかにして、動脈硬化を防ぐ働きがあります。   東洋医学(薬膳)からみた鯖 寒熱 「平」 潤燥 「潤」 臓腑 「脾・胃・心・腎」 五味 「甘」   東洋学的効能 「益気化湿」 気を高め、余分な水分を排泄 「寧心補腎」 腎を補給し、いらだちを解消 「瀉熱明目」 体にこもった熱を収め、視力を向上させる。   体質相性 「食積痰湿」もともと消化不良がある人は、鯖は適量であれば良いですが食べ過ぎると胃の負担になります。量に気をつけましょう。 「陽虚」弱った腎臓のためには、タンパク質を含むものはあまり多くない方が良いでしょう。 「妊婦」油っこいサバは下痢しやすいので、胎児に負担がかからないように控えた方がよいでしょう。 3)東方栄養新書より   鯖の美味しいレシピ さばの味噌煮 さば2切れ、生姜適量、砂糖大さじ1.5、みりん小さじ1、味噌大さじ2、醤油少々、酒大さじ1 ①ショウガをスライスに切る。飾りに少しせん切りにする。 ②鯖の切り身は水で良く洗い、水気を切る。 ③鍋に調味料とショウガを入れて、火をつける ④煮立ってきたら、鯖の切り身を入れて落し蓋をする。 ⑤そのまま中火で10分ぐらい煮る。 ⑥鯖に火が通り、味が染みていたら火を止めて器に盛り付ける。 ⑦鯖の上に針生姜を乗せて出来上がり!     イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> 1)ウィキペディア 鯖 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90   2)ウィキペディア 関サバ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E3%81%95%E3%81%B0   3)東方栄養新書   梁こう千鶴   メディカルユーコン   ... Read More | Share it now!

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