小松菜

小松菜が美味しい季節です。炒めてもシャキシャキした歯ごたえが食欲をそそりますね!   小松菜の特徴 通年ある野菜ですが、冬が旬の緑黄色野菜です。アクが少なく下茹でがいらないので、手間がかからずに料理に使える便利な野菜です。シャキシャキ感が美味しく、炒め物、鍋物と幅広い料理に彩りを添えます。緑黄色野菜なので、油と一緒に調理するとビタミンの吸収が高まります。   小松菜の名前の由来 小松菜は当初、生産地である江戸の葛西にちなんで「葛西菜」と呼ばれていました。江戸時代初期に小松川付近で取れたものが将軍に献上された時に、椀屋久兵衛が「小松菜」と呼んだことから、名前が変わったと言われています。   小松菜の歴史背景 原産地は東京都江戸川区付近です。江戸時代以前から食べられていたものでしたが、江戸時代に改良されました。 アブラナ科のツケナの野生種は地中海沿岸、中央アジア、ヨーロッパにかけて広く自生していました。日本には奈良時代以前に渡来していて、そこからそれぞれその地に合った種が生まれていったものとされています。   小松菜の流通 東京、埼玉、茨城、群馬、新潟などが主な生産地で、12月から2月が旬になります。   小松菜の選び方 葉の緑色が濃く、芯がしっかりとピンとはっているもの。葉の黄ばみがなく、みずみずしいものを選びましょう。 小松菜の保存方法 乾燥しないように新聞紙に包み、冷蔵庫に縦にいれるのがお勧めです。葉が黄色くなるので、2~3日ぐらいで使い切るようにしましょう。   小松菜料理 炒め物、お浸し、サラダ、鍋物、みそ汁などのスープ類等   小松菜の栄養 ベータカロチン、ビタミンC、鉄、カルシウムなどを豊富に含んでいます。 下ゆでをする必要がないので、比較的ビタミンの減少率も少ない野菜です。   東洋医学(薬膳)からみた「小松菜」 寒熱「平(涼)」 昇降「降」 臓腑「脾・胃」 五味「甘」   東洋医学的効能 清熱除煩:体内の余分な熱を収めて、イライラを解消する 通利胃腸:胃腸の働きを改善し、便通を促す   体質相性 肝陽亢盛の人:小松菜は気を降ろし、体にこもった熱を収めるため体質に合っています。 気血両虚、陽虚の人:胃腸の働きがあまり強くないので、食べ過ぎない方が良いでしょう。   小松菜の美味しいレシピ 小松菜のシャキシャキ炒め 材料4人分 小松菜150g、人参1/3本、きくらげ10g、桜エビ20g、油、塩少々、醤油小さじ1 ①きくらげは水で戻しておく。 ②野菜は良く洗う。人参は皮をむいて短冊切りにする。 ③小松菜は4cmくらいのざく切りに切る。茎の部分と葉の部分を分けておく。 ④フライパンに油を入れて火をつける。 ⑤人参、小松菜の茎、桜エビをいれて炒める。 ⑥小松菜の茎が柔らかくなってきたら、葉ときくらげを加えて炒める。 ⑦塩と醤油で味付けをする。 ⑧野菜からあまり水が出ないうちに、小松菜の葉がしんなりしたら火を止める。 ⑨器に盛り付けて出来上がり!     イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア 小松菜 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A ... Read More | Share it now!

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旬の味覚  ぶり

  この時期には欠かせない魚、たっぷりと脂がのった「ぶり」は格別な味わいです。   ぶりの名前の由来 ぶりの名前の由来はいくつか説があります。脂が多い魚であることから「あぶら」が「ぶら」となり「ぶり」に転じた、また、身が赤くてぶりぶりしているから「ぶり」となったという説があります。また魚へんに師と書くのは、師走のころに取れる魚であることからという説、または大魚であることからこの漢字が用いられたとされています。 ぶりの出世名 ぶりは大きさにより名前が変わる出世魚であることで有名です。各地で呼び方が変わります。 東北:コゾクラ・ツバイソ⇒フクラギ⇒ガンド⇒ブリ 関東:モジャコ⇒ワカシ⇒イナダ⇒ブリ 関西:モジャコ⇒ワカナ⇒ツバス・ヤズ⇒ハマチ⇒ブリ 南四国:モジャコ⇒ワカナゴ⇒ハマチ⇒メジロ⇒オオイオ⇒スズイナ⇒ブリ どこも80cm以上のものを「ぶり」と呼んでいます。 地域によっては大きさに関わらず、養殖物をはまち、天然物をぶりと呼ぶ地域もあります。   ぶりの歴史背景 古くから日本人に食べられてきた魚です。青森県の三内丸山遺跡から、ぶりの骨が発掘されています。本格的に食べられるようになったのは、室町時代からです。文献では「はまち」の名前が登場しています。 出世魚で縁起物とされ、正月には欠かせない魚となっている地域もあります。 ぶりの流通 ぶりの生息地は広範囲で、東シナ海からカムチャッカ半島を回遊し、日本海、日本近海の太平洋が主な生息地です。 冬が旬で脂が乗っています。 島根県、鳥取県、長崎県、石川県、千葉県が収穫量が多く、養殖は鹿児島県、愛媛県、大分県、長崎県が有名です。近年では北海道でも獲れるようになりました。   ブリの選び方 一匹物は体が丸みを帯びて、むっちりとしていて、つやと張りがあるもの。背中が黄色く尾が黒ずんでいないもの。 切り身は身がピンク色で、血合いの部分が黒ずんでいないもの。 天然物は身が締まっていて筋肉質で、養殖物は脂の乗りが多いという特徴があります。   ぶりの保存方法 脂が多く、鮮度が落ちやすいので、鮮度が良いうちに食べましょう。   ぶりの料理 刺身、寿司、焼き魚、煮魚、あら煮、粕汁、鍋物 かぶら寿司、塩ブリ、巻きぶり、おせち料理   ぶりの栄養 たんぱく質、脂質(オメガ3 EPA・DHA)、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンDなどを多く含んでいます。   東洋医学(薬膳)からみた「ぶり」   寒熱 「温」 臓腑 「肝・脾・腎」 五味 「甘・酸」 東洋医学的効能 補気血、滋養強壮   ぶりの美味しいレシピ ぶり大根 材料2人分 ぶり切り身2切れ、大根1/4本、生姜1カケ、酒大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、醤油大さじ2.5 ①ぶりに塩をふり30分置く。出てきた水分を捨てて水洗いし、水分を拭き取り食べやすい大きさに切って酒をふる。 ②大根は皮をむいて、3~4cmの厚みのある半月切りか、いちょう切りに切る。 ③生姜はスライスと飾り用に千切りに切る。 ④大根は水で半分火が通る位まで煮て、ザルに上げておく。 ⑤鍋に調味料と生姜、水を入れて、中火にかける。 ⑥汁が煮立ってきたら、ブリを入れる。ブリに火が通ってきたら大根を入れて弱火で煮る。 ⑦大根に味が染みてきたら、火を止めて20分くらい放置する。 ⑧皿に盛り付けて、針生姜を乗せて出来上がり!   イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア ぶり https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA   ... Read More | Share it now!

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旬の味覚 春菊

  秋から冬に美味しくなる春菊、鍋物やすき焼きには欠かせません。あの独特な香りがくせになりますね。   春菊の名前の由来 関東では「春菊」、関西では「菊菜」と言われています。菊の仲間で、春から初夏にかけて開花するためその名が付いたようです。   春菊の歴史背景 原産地は地中海沿岸です。ヨーロッパでは観賞用とされていて、食用にはなりませんでした。食用にしているのはインド、中国、朝鮮半島や日本などの東アジアだけのようです。日本へは朝鮮半島から、沖縄や本州に室町時代に伝えられました。   春菊の流通 通年出回っていますが、旬は冬の11月~3月にかけてです。福岡、兵庫、大阪、千葉、栃木、群馬など広範囲で栽培されて出荷されています。 奈良で栽培される春菊は「大和きくな」と呼ばれています。香りはマイルドです。 葉の切り込みの少ない大葉種は主に九州地方で、葉の切り込みの多い中葉種は関東地方で、株ごと出荷するのは主に関西地方で収穫されています。 大葉種は香りや味はやわらかでクセはあまりありません。中葉種は香りが強いのが特徴です。   春菊の選び方 葉の色が濃く、張りがあり、香りの強いもの。古いものは葉がしんなりしてきます。 味は産地によって違いがあり、比較的に関東地方のものは苦く、中国地方のものは苦みが薄く甘めです。   春菊の保存方法 乾燥しないように新聞紙に包むか、袋に入れて冷蔵庫で出来れば立てておく。   春菊の料理 鍋物、お浸し、炒め物、天ぷらなど   春菊の栄養 ベータカロチン、カリウム、カルシウム、葉酸、食物繊維などを含んでいます。   東洋医学(薬膳)からみた春菊 属性 寒熱「平」 昇降「昇」 臓腑「心・肝・肺」 五味「甘・辛」   東洋医学的効能 「清血養心」浄血作用があり、心の機能を回復する。 「潤肺消痰」肺の粘膜を潤し、その機能を回復させる。痰を解消する。 体質相性 「気血両虚」「陽虚」のかたは胃の負担になるので、多く食べすぎないように量は控えめにしましょう。 その他の方は、特に問題はありません。ただ食べすぎはどんなものでも負担になります。   春菊の美味しいレシピ   春菊の胡麻和え 材料2人分 春菊100g、人参1/3本、白すりごま10g、砂糖小さじ1、だし汁、醤油大さじ1 ①野菜は良く洗う。お湯を沸かしておく。 ②人参は皮をむいて、短冊切りに切る。春菊は4cmぐらいに切る。 ③お湯が湧いたら、人参と春菊の茎を先に茹でる。茎がある程度柔らかくなったら、葉を入れて、すぐにザルにあける。 ④ザルに流水をかけて冷やし、水をきっておく。 ⑤ボウルに砂糖、だし汁、醤油、白すりごまを入れて良く混ぜ合わせる。 ⑥⑤のボウルによく水をきった人参と春菊を入れて和える。 ⑦器に盛り付けて出来上がり!     イメージ トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア 春菊 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%AF   東方栄養新書   梁こう千鶴   メディカルユーコン ... Read More | Share it now!

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牡蠣

これからの時期は牡蠣が美味しくなる季節です。「海のミルク」とも呼ばれる栄養たっぷりの牡蠣は秋冬を代表する食材ですね!   牡蠣の名前の由来 海の岩から「かき落とす」ことから、牡蠣(かき)と名前が付いたと言われています。 この「牡」という漢字が使われるようになったのは、江戸時代からで性別を調べたところどれもオスだったというところからきたようです。実際は牡蠣は雄雌同体で時期によって性別が変わります。   牡蠣の歴史背景 2億9千5百万年前のペルム紀にはもうすでに出現していたとされています。世界では1万年前の遺跡から出土されているところもあります。古代ギリシャ、ローマ帝国でも食べられてきたようです。 日本でも、縄文時代にはすでに食べられていた遺跡があり、養殖されていたと思われる痕跡もあります。その後もずっと美味しくて栄養たっぷりの貴重な食材として愛されてきました。 今も産地で有名な広島湾では、300年前くらいから養殖されています。大正時代に垂下式養殖法が開発されてからは、全国に養殖生産が広まりました。   牡蠣の種類(日本で流通している種類のみ) マガキ:世界的に一番多く生産されている種類です。冬が旬で、日本では北海道、岩手県、宮城県、兵庫県、岡山県、広島県で養殖されています。 岩ガキ:マガキとは違い夏が旬です。殻の色が茶色っぽく、やや大きめです。天然と養殖とがあります。 スミノエガキ:有明海近辺のみでとれて、あまり出回りません。   牡蠣の流通 マガキは秋から冬にかけて出回ります。カキはRが付く月のみというのは、マガキに対してで、9月から4月ごろまでを指します。 逆に岩ガキは春から夏が旬なのです。そう考えると一年中牡蠣を楽しむことができますね。 産地は広島県、宮城県、岡山県が有名ですが、北海道から九州まで産地があります。大正時代までは東京湾でも生産されていました。   牡蠣の選び方 出回っているものはほとんどが養殖です。 殻付きのものは、温度管理などが良いお店で新鮮な必ず生きているもの、持ってみて殻が厚く身がずっしりと入っているものが良いです。 むき身は、白い身がぷっくりと張りがあって丸みをおびているもの。ひだの色が濃いものが良いです。 生食用と加熱用があるので、用途によって使い分けましょう。 生食用は、保健所の指定した沖合の海域で生息し、紫外線殺菌水などで処理したものです。 加熱用は、比較的岸から近い沿岸を含む全ての海域で生息したものです。   牡蠣の下処理 牡蠣の身は柔らかいので、優しく扱います。牡蠣の身は海水程度の塩水か大根おろし、または片栗粉で軽く揉み洗いし、汚れを落とします。その後2回ほど真水でふり洗い(流水)します。洗った後は優しくペーパータオルで水分を取ります。 料理にもよりますが、牡蠣に酒を振りかけておくと生臭みは消えやすくなります。   牡蠣の保存方法 牡蠣は新鮮なうちに食べましょう。   牡蠣の調理に関して 牡蠣は、風味良く美味しく食べるには火を通しすぎないことが大切です。火を通しすぎると固くなります。しかし、加熱用の方は加熱が不十分だと食中毒になる可能性もあります。 牡蠣の中心温度が85度~90度を90秒以上加熱することでノロウイルスを防ぐことができますので、火の通りを見極めることが大切です。火の通りは少なすぎず多すぎずが基本です。鍋の場合は沸騰を少し抑えてから入れましょう。   牡蠣の食中毒 牡蠣の有名な食中毒には「ノロウイルス」があります。そのほか、大腸菌、腸炎ビブリオ、貝毒によるものなどがあります。 それを防ぐためには、信頼できるお店で新鮮なものを購入し、上記の加熱を行うことや、前後の取り扱いも注意が必要です。 下処理中の手洗い、使用した道具の消毒なども必ずしっかりと行いましょう。   牡蠣の料理・加工品 牡蠣の名物料理は、生ガキ、カキフライ、牡蠣鍋、焼き牡蠣、牡蠣のソテー、カキ飯、牡蠣の土手鍋など多数あります。 加工品では、オイル付け、オイスターソース、カキ醤油、干し牡蠣などもあります。   牡蠣の栄養 牡蠣はとても栄養に富んだ貝で、タンパク質、グリコーゲン、亜鉛、銅、鉄、ビタミンB6、ビタミンB12を含んでいます。   東洋医学からみた牡蠣 寒熱「温(身)」 潤燥「潤」 臓腑「肝・胆・腎」 五味「甘(身)鹹」   東洋医学的効能 補虚調気血:血行を良くし、生理不順、生理痛を改善する。 美顔(肌):冬季に肌を滋養して美顔に効果がある。 身肉は甘味で「温性」、肝臓の機能を強化する効果があります。   体質相性 「気血両虚」胃腸が弱い方は量を控えめに一日1個位が良いでしょう。 「肝陽亢盛」高血圧のある方は控えた方が良いでしょう。 ※東洋医学では牡蠣の殻も使います。                  東方栄養新書より   牡蠣の美味しいレシピ 牡蠣のアヒージョ 材料2人分 牡蠣6個、ニンニク2かけ、唐辛子、塩、オリーブオイル、ブラックペッパー、ブロッコリー、椎茸4枚 ①牡蠣は下処理をし、キッチンペーパーで水分をしっかりとる。ブロッコリーを洗って小分けにし、水分をしっかりとる。(水分をとらないと油に入れた時激しくはねます。)椎茸は石づきをとり、サッとふいて半分に切る。 ②小さい鍋に(できれば鉄なべ)ニンニクとオリーブオイルを入れて弱火にかける。 ③牡蠣、ブロッコリー、椎茸、唐辛子、塩、胡椒を入れて、火が通るまで弱火で煮て出来上がり!   イメージ 牡蠣の酒蒸しパプリカ添え 材料二人分 牡蠣8個、パプリカ赤1/2、黄1/2、酒、塩、醤油 ①牡蠣は下処理をして、キッチンペーパーでしっかり水分をとり、酒を振っておく。 ②蒸し器を温める。 ③パプリカは短冊切りに切る。 ④②の蒸し器に牡蠣とパプリカを入れて蒸す。 ⑤蒸しあがったら、器に盛り付けて好みで塩や醤油をかける。またお好みでレモンやゆず、かぼすをかけても美味しいです。     イメージ  トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア牡蠣 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AD_(%E8%B2%9D)   東方栄養新書  梁こう千鶴   メディカルユーコン ... Read More | Share it now!

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秋の味覚  イチジク

イチジクは、夏の終わりから秋の初めが旬の果物です。ねっとりした優しい甘味とユニークな形が特徴です。身が柔らかく、お年寄りから子供まで食べやすい果物です。 イチジクの魅力についてお伝えします。   イチジクの名前の由来 イチジクは、とても可愛い形をしていますよね。果実の内側に多数の小花を密生した花托が大きくなって出来るのですが、この花を外から見ることが出来ないので「無花果」と呼ばれるようになりました。   イチジクの歴史 イチジクの原産地は、アラビア半島南部から西アジアです。 イチジクの歴史は古く、1万1千年以上前の新石器時代の遺跡から発見されていて、古代から人に食べられていたことがわかっています。そして、キリスト教の聖書にもよく登場していて、その頃にはもうすでに栽培されて、人々が日常的に食べていました。 日本には17世紀ごろにポルトガル人によって持ち込まれ、栽培されて食べられるようになりました。その頃の品種は今でもあるのですが、今ポピュラーなものは明治の末にアメリカから入ってきた品種です。   国内での生産 愛知県、和歌山県、兵庫県、福岡県、大阪府が主な生産地です。 ハウス物は4~8月、露地物は8月~11月頃に収穫期を迎えます。   イチジクの保存 イチジクはあまり長くは保存することは出来ません。 常温だと1~2日 冷蔵庫で3~4日ぐらいです。 身が柔らかく、傷ができやすいのでやさしくさわりましょう。 傷になっているところや果物の先端の「目」と呼ばれているところが割れていると、カビが生えたら急速に腐敗が進むので、購入したらなるべく早く食べましょう。   イチジクの栄養 イチジクは果糖、カリウム、カルシウム、食物繊維などを含んでいます。食物繊維は水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の両方を含んでいます。 また、生のイチジクにはタンパク質分解酵素のフィシンという成分が含まれていて、タンパク質の肉などと組み合わせた料理は、消化を助けます。いちじくと生ハムのコンビネーションは良く見かけますね。 イチジクは食物繊維の多さから、整腸作用が期待されます。 しかし、あまり多く食べすぎると、逆にお腹の調子が緩くなったり、果糖のとりすぎにもなりますのでほどほどが良いのです。   イチジクの加工品 ドライフルーツ、ジャム、コンポートなど   東洋医学から見たイチジク ・「健脾益胃」胃腸を丈夫にする ・「潤肺止咳」肺を潤し、咳を鎮める ・「解毒消腫」炎症を収めて、炎症による浮腫みを解消する   体質の相性 寒熱で見ると「平性」であり、「潤い」の性質を持っています。 「肝陽亢盛」で高血圧や糖尿病の方には、良いとされています。 もともと粘膜や肌が乾燥しがちで、目が疲れやすく口の乾く「陰虚」の方にはイチジクは潤いをもたらす果物なのでお勧めです。   イチジクのお手軽レシピ いちじくと鶏肉のサラダ 材料 2人分 イチジク2個、鶏ささみ肉50g、きゅうり1/2本、水菜1/3束、パプリカ1/4個 オリーブオイル大さじ1、バルサミコ酢大さじ1、塩コショウ ①鶏ささみ肉は、さっと茹でて、ほぐしておく。 ②野菜は良く洗い、きゅうりは輪切り、水菜は5cmくらいに切る、パプリカは千切りにする。 ③イチジクは皮を剥き、1/4に切り分ける。 ④器に野菜と鶏肉を入れて、上からイチジクを乗せる。 ⑤バルサミコ酢とオリーブオイルをかけて出来上がり。         イメージ イチジクの種のプチプチ感がたまらなく美味しいサラダです。是非試してみてくださいね。   トップへ戻る   ホームへ戻る   <参考> ウィキペディア  イチジクhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF 東方栄養新書    梁こうせんかく   メディカルユーコン イートプリティ   ジョリーン・ハート   徳間書店   ... Read More | Share it now!

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夏バテに効く食材 6選

  暑い夏を過ごし、なんだか最近だるいなぁ、疲れるなぁということはありませんか? そして夏の疲れもそろそろ出てくる時期です。 夏バテをそのまま放っておいてはいけません。 そんな時こそ積極的に食べたい食材を6つ紹介します。   豚肉 豚肉はビタミンB群を多く含む食品です。ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなど)を豊富に含んでいます。ビタミンB群は代謝を円滑にするビタミンです。特にビタミンB1は、糖質の代謝に関わっています。不足すると糖質がエネルギーにならず、疲労物質が体に溜まりやすくなります。それで疲れやすくなったり、脳にも糖質のエネルギーが補給されにくくなり、精神的にも疲労を感じるのです。 夏はそうめんなどの麺類、アイス、ジュースなど、特に糖質を多く食べる機会が多く、ビタミンB1を多く消費しがちです。そのため不足ないように補給することが大切です。豚肉をメニューに加えてビタミンB群をとりましょう。 お勧めメニュー:豚しゃぶ、豚の生姜焼きなど レバー レバーは摂りすぎは良くないのですが、レバーには多くのビタミンが入っているので、適量とることで夏の疲労回復に役立ちます。ビタミンA、ビタミンB群、鉄分を豊富に含んでいます。ビタミンB2は脂肪を燃焼する助けをして、暑さに負けない体力をサポートします。 レバニラなどで、ニンニクやにらと合わせると、さらに夏バテ撃退パワーを発揮します。ニンニクやニラにはアリシンという成分が入っています。アリシンはビタミンB1と結合してさらに疲労回復に効果的です。 お勧めメニュー:レバニラ、レバーとネギの煮物 鶏むね肉 鶏の胸肉には「イミダゾールペプチド」という成分が入っています。このイミダゾールペプチドは、疲労回復の作用があり、渡り鳥が遠距離飛ぶことが出来るのはこの成分があるからと言われています。イミダゾールペプチドは体の疲れだけではなく、精神的な疲れをとる作用もあります。また鶏むね肉は質の良いタンパク質とともに、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6を含んでいます。そのため効率的にタンパク質が代謝されます。 お勧めメニュー:鶏むね肉とトマトの煮物、バンバンジーサラダなど レモン レモンにはクエン酸が含まれています。クエン酸は体から疲労物質を体外に出す助けをしてくれます。代表的な疲れ物質は乳酸や糖質の燃えカスですが、クエン酸がクエン酸サイクルというエネルギーを作る代謝を活性化し、乳酸が減るのです。 クエン酸はレモン以外にも、他の柑橘類や梅干などに含まれています。 お進めメニュー:レモンマリネ、塩レモンなど   大豆製品 大豆製品はタンパク質、カルシウムやマグネシウム、ビタミンB群とバランス良く色々な栄養素を含んでいます。暑くて食欲のない時でも、豆腐や納豆、枝豆などは食べやすいのではないでしょうか。暑くてイライラした時には、マグネシウムを普段以上に消費しています。大豆製品で補給しましょう。 お勧めメニュー:変わり冷や奴(トマトポン酢など)、ねばねば丼(納豆、オクラ、めかぶ、山芋)など トマト トマトは、夏場の強い日差しで体内に出来た活性酸素を除去する、抗酸化作用の強いリコピンを含んでいます。また薬膳でもトマトは「体にこもった余分な熱を収め、暑気あたりを解消する」「血中にこもった余分な熱を収め、肝の機能を回復する」作用があると言われています。またトマトにもクエン酸は含まれていますので、疲労物質を減らす作用もあります。 出来るだけ完熟なものを選びましょう。 お勧めメニュー:トマトと卵炒め、豚肉のソテートマトソースなど 秋に疲れを持ち越さないためにも、食事を効果的に食べて夏バテを解消しましょう!   トップへ戻る ホームへ戻る   <参考> 東方栄養新書   梁こうせんかく  メディカルユーコン 食べて治す  栄養成分事典  中嶋洋子 蒲原聖可  主婦の友社   ... Read More | Share it now!

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